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元素記号と原子番号


〜西本 昌司(愛知大学教授)〜

「元素」と「原子」の違いってみなさん、わかりますか?
「物質」はいくつかの種類の「元素」で構成されています。
そしてその「元素」の実体が「原子」であるわけです。

科学演芸に例えてみましょう。
「科学演芸一座」というのは、出演者も含めていろんな「スタッフ」から構成されています。
そしてそのスタッフの実体は「人間」であるわけです。
わかりますか?

「元素」とか「スタッフ」というのは構成要素をあらわす言葉で、
「原子」「人間」というのは、具体的な物体のモノをあらわす言葉なんです。
中学で悩まされるアルファベットの記号の「元素記号」というのは、元素名の略記号でニックネームやイニシャルみたいなものです。科学演芸一座で言えばスタッフのニックネームになります。

しかし元素には原子番号というものがついています。背番号みたいなものです。
決して適当に番号をふっているわけではなく、ちゃんと決まりがあります。
その決まりというのは、元素の軽い順番です。
もう少し難しくいうと陽子(ようし)の数順です。
これは電子の数でもあります。だから、ある元素の原子番号が変わることは
ありません。
水素の原子番号1が明日から3になったりはしないのです。

原子番号がついたおかげで便利になったこと?
科学演芸の元素記号ビンゴ大会に参加すれば実感できますよ!


















 

 

 

 

 

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